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やってみよう!Excel VBAで業務改善! 新たなる挑戦編|第30話 「VBAの達人と呼ばれる男」

そろそろ定時の時間

そろそろ定時の時間を迎えるという頃、八木くんは丹念に部屋の掃除をしています。

「…今日は、岬さんが来るかも…だから、しっかり掃除しておかないとな。
それにしても昨日、星にイミディエイトウィンドウの解説をしてしみじみ思ったんだが…
VBEの機能って、ユーザーにほとんど知られてないんだな…」
八木くんは、小型の掃除機で、カーペットのゴミを吸い取っています。

「…例えばウォッチウィンドウの"式がTrueのとき中断"オプションとか、
インテリセンスによる"自動メンバ表示"や"クイックヒント"の機能なんか、
どれくらいの人が知ってるんだろ?」
八木くんは掃除機を置き、PCの前に座ります。
Excelを起動し、VBEの画面を開きました。

Option Explicit

Public Const col受注番号 As Long = 1
Public Const col製品番号 As Long = 2
Public Const col製品名   As Long = 3
Public Const col数量     As Long = 4
Public Const col納期     As Long = 5
Public Const col納入場所 As Long = 6
Public Const col担当者   As Long = 7

Sub Test()
    
    cells(10,col

End Sub

「例えば標準モジュールに、こんな感じでパブリック定数を宣言する。
この定数は、受注一覧シートの列番号を格納した定数だとして…、
"cells(10,col"と、列番号を指定するタイミングで…」
八木くんはキーボードの[Ctrl]+[Space]キーを押します。

「…よっと。こんな感じで自動的に入力候補が表示されるんだが…。
こんなこといったい、どのくらいのユーザーが知ってるんだろう…?」

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