その頃、喫茶店では…
「そりゃもう入ってきたときは、こんなボーッとしてて、とろそうなやつ、
いったい何の仕事ができるんだろう…って思ったわよ」
パフェをつつきながら、泉先輩がまくしたてます。
喫茶店では、星くんの入社当時の話で、大盛り上がりです。
「え~~~っ!そうだったんですか?」
「そうよ、そう。
はっきり言って、VBAが無ければ、会社のお荷物になってたわよ、彼。
ほんと、よかったわよね~」
ティラミスのショートケーキをほおばりながら、岬さんがケラケラと笑います。
「ひっど~~~い。
でも確かに、今でもそういうとこ、ありますよね~~~」
「でしょ~~~」
2人はもうVBAの勉強は、そっちのけです。
星くんの暴露話に、花が咲くのでした。